ソファ本革部分張替え③

こんにちは！
本革部分張替え③です。
今回は1人掛けのソファです。
色々なメーカーが色々な革を販売しております。年齢も違えば、厚みも違います。人間の肌と同じで
きめの細かさも違います。
既成の革の色では部分張替えの場合絶対に色ツヤを合わせることはできません。断言します。
過去に何度も何度もTRYしてきましたが結局オリジナルに合わせて色を創るしかありません。
経年変化による色やけ、色あせもありましてとっても難しいのです。
　
張替え前です。
今回もひじ部と座部の張替えです。
今回は張りぐるみのソファでしたので手間がかかりました。
　
結構傷んでおります。
今回も小さな見本帳でオリジナルに最も近い色ツヤのものを選んだつもりでしたが、張り込んでみると
ツートンカラーになってしまいました。
初めからもっと色の濃い革を使いたいのですが、オリジナルより色が濃いと色が合わせられなくなって
しまうため色の濃い革、薄い革迷った場合後者を選択してしまいます。当たり前のことですが……
　
完全なツートンカラーです。
縫製が必要な場合できるだけ後から塗装をするように心掛けております。縫製部に地色が出てくる場合が
あるためです。

塗装し始めます。

全体をぼかしながらのため
今回は特に養生はいたしません。

だんだん変化してゆきます。

みるみる変わってゆきます。

革用の塗料ですので安心です。

とりあえず完成です。
背もたれ部も色合わせのため若干ですが、ぼかしてゆきます。
　　
めでたし！めでたし！