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イタリア マルコーニ(Marconi)社のダイニングテーブルの再生

2011/08/13 家具修理

今回はイタリアはマルコーニ(Marconi)社のダイニングテーブルの再生現場の模様です。
このメーカーは見事な象嵌細工をあしらったルイ16世モデルの製作を得意としており
この手の高級ブランドとして日本でも人気があります。
しかしながら今回のご依頼は、天板が白化してしまいきれいな象嵌が見えなくなってきて
しまいました。それを元の状態に限りなく近づけてほしいとのことでした。
10年程度使用されていたそうです。
IMG_1201.jpg IMG_1202.jpg
(天板部がかなり白くなっております)
まずは塗装するにあたり金物をはずします。
IMG_1180.jpg ⇒ IMG_1206.jpg
(丸い陶器の焼き物ははずせませんでしたので後ほど養生します)
このあとある程度表面の塗膜を研いでサンディングシーラーを吹き付けた状態まで持って行きます。
ここからのカラーリング(元の状態の色つやに近づける)が「感覚」がすべてですのでもっとも難しい工程です。
私がもっとも大切にしている部分がこの「感覚」です。
IMG_1321.jpg
白化はなくなっております
     ↓
IMG_1349.jpg
何回かカラーを吹き付けます
ウレタン塗装です
     ↓
IMG_1347.jpg
少しずつ仕上げてゆきます
     ↓
IMG_1353.jpg
こんな感じでしょうか
この後、最後にトップコートを吹き付けて塗装は仕上がりです。
きれいに仕上がりました。
 

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