イタリア マルコーニ(Marconi)社のダイニングテーブルの再生
2011/08/13 家具修理
今回はイタリアはマルコーニ(Marconi)社のダイニングテーブルの再生現場の模様です。
このメーカーは見事な象嵌細工をあしらったルイ16世モデルの製作を得意としており
この手の高級ブランドとして日本でも人気があります。
しかしながら今回のご依頼は、天板が白化してしまいきれいな象嵌が見えなくなってきて
しまいました。それを元の状態に限りなく近づけてほしいとのことでした。
10年程度使用されていたそうです。
(天板部がかなり白くなっております)
まずは塗装するにあたり金物をはずします。
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(丸い陶器の焼き物ははずせませんでしたので後ほど養生します)
このあとある程度表面の塗膜を研いでサンディングシーラーを吹き付けた状態まで持って行きます。
ここからのカラーリング(元の状態の色つやに近づける)が「感覚」がすべてですのでもっとも難しい工程です。
私がもっとも大切にしている部分がこの「感覚」です。
白化はなくなっております
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何回かカラーを吹き付けます
ウレタン塗装です
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少しずつ仕上げてゆきます
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こんな感じでしょうか
この後、最後にトップコートを吹き付けて塗装は仕上がりです。
きれいに仕上がりました。
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