Formenti（フォルメンティ）椅子のメンテナンス

こんにちは！
今回はイタリアはFormenti社のダイニング用の椅子のメンテナンスの依頼がきました。
今回は仕上がりからご覧ください。
　
本革仕上げのダイニングチェアです
今回はメンテナンスとのことで背と座の接合部の緩みや脚のガタツキ、クリーニングなどの
作業を行いました。

座と背は上記画像のようにボルト3本にて接合されております。

裏の生地を剥がして4本の脚の緩みを修正してゆきます。前脚を固定するメスの金物を交換しました。
背と座をつなぐ3本のボルトは特に問題はなく念のためねじロック剤を注入してしめなおしました。
革部のクリーニングを入念に行いステンレスで出来ている脚の磨き直しをして完成でした。
　　
磨き直しの後はクリアー塗装をいたします。
脚だけの磨き塗装でも印象がまったく違います。
作業後の感想ですが、
この椅子とっても座りやすいのです。でも少々重いのでどうしても引きずってテーブルからの出し入れをしてしまいがちです。引きずってゆくうちにどうしても接合部がだんだんと緩んできてしまいます。
椅子（家具全般）は早かれ遅かれ必ずメンテナンスが必要となります。
愛着があり末永く使ってゆく意向があるのでしたら、なるべく早めのメンテナンスをおすすめいたします。
早めの方が料金もお安くすみますし、キレイに仕上がります。
今回は早めのメンテナンスであったため良い修理ができました。