椅子のガタツキ補強

こんにちは！
今回は椅子のガタツキ補強です。
ダボ継ぎの椅子の隅木の補強です。

ダボ継ぎで修理します

もともとの補強はこうです

もともとの前足部です
以前の量産品のイタリアの椅子は（すべてがそうではありませんが）補強が割と甘く
ガタツキ、グラツキが出やすい構造になっております。
張替えの時についでに修理をするケースが多いのですが、椅子を組み直した後に隅木をさらに補強します。
すべての個所で形が違いますので、その場所その場所で一つ一つ型を取って作ってゆきます。
　
真っ直ぐではないフレームのラインにあわせます
　
左側後ろ脚の部分の補強です（向かって右）
　
左側前足部の補強です（向かって右）
クランプで締めつけて行きます。

隅木にはビス補強もしました
約丸1日おいてクランプを外します。
　
ガッチリと固まりました
ホゾやダボのノリがキレてグラツキやガタツキが生じている場合、ほっておくと椅子は崩壊して
しまいケガのもとです。椅子が突然壊れて足や手の骨を折ったなんていう事例も確認しております。
実は突然ではなくゆっくりと進行しています。毎日使うものなので気が付きにくいのです。
放っておかず大事に至る前に一度ご相談ください。本当に危険ですよ！
お見積りは無料です。　
この後ウレタンを新品に交換して生地を張り替えてゆきます。
たかが椅子ですが修理には意外と手間がかかるものです。