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椅子のガタツキ修理(慎重編)

2012/07/22 椅子

こんにちは!
今回は椅子のガタツキを修理しましたが、生地の張り替えはしないで
そのままの状態での修理をしました。
かなり慎重な修理作業となりました。
どんな感じか…大雑把ですがこんな感じでした。
IMG_5890.jpg  →  IMG_5912.jpg  →  IMG_5926.jpg
最初の状態です    慎重に生地を剥がします  フレームの状態
通常は生地を張り替える時に行いますが丁寧に使われていると生地は見た目キレイなのですが
フレームがガタついてしまうことがあります。
生地にダメージを与えないように慎重な作業となります。
IMG_5977.jpg  →  IMG_6079.jpg
出来る限り分解します    再度締め直します
さて今回もう一つ問題になったのが生地にスレがあり、(長年使われていたため)
再度張り込む時に生地が破れてしまう恐れがあるのです。
見た目はキレイでも糸は使われているうちに弱くなってしまうのです。(イタリアの生地でしたので)
IMG_6636.jpg
こんな感じです
そこで裏打ちしなければなりませんでした。
芯材を使いました。
IMG_6641.jpg  →  IMG_6646.jpg  →  IMG_6637.jpg
 はがした状態           芯付けして       見た目強度共に良し
下地を再度入れて(この部分割愛させていただきます)
完成です。
IMG_6747.jpg IMG_6748.jpg
最初の写真と最後の写真を見比べると明らかに変わっておりません。
説明がないと写真ではわかりにくい修理でした。
意外とこういう方が手間ってかかっているものなのです。
椅子修理だけではなく何事も見た目にごまかされてはいけません。(なんのこっちゃ)
   

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