EHALT(エアルト)フランスルイ16世のアームチェアの張替え
2012/05/10 椅子
今回はフランスはエアルト社のルイ16世型アームチェアの張替えを行いました。
ウレーム構造と内部の構造がかなり正確なため、グラツキ、ガタツキ等はありませんでした。
とっても優秀な椅子で、ひと目見た時の風格も抜群でした。
線は細いのですが
骨格がしっかり
しておりました。
ところどころ
破けておりました。
ひとつひとつ鋲が
打ってあります。
この椅子に合う生地をお客様とさんざん悩みました。
色々な椅子張り用の見本帳見ましたが、イメージに合う生地が見つからなかったため、イタリアから生地を取り寄せました。
途中の工程は割愛させていただきますが、こんな感じに仕上がりました。
柄合わせですので生地の無駄は結構出ます。無地に比べリピートにもよりますが
この生地で約1.5倍の要尺となります。
きれいでしょ?
細かい部分は
さらに細かい部分は
張替え時もひとつひとつ鋲を打ちます。
かなり時間のかかる作業です。
この鋲打ち、1本であればそれほど苦ではありませんが、6本あると…….
でも連続鋲にしてしまったら椅子に申し訳ないので単鋲打ちで椅子も納得したと思います。
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