家具の良し悪しってなんだと思いますか?
価格…素材…外国製…???
ちょっと考えてみましょう。
さまざまな意味で、現代社会のなかで、
家具が果たす役割を考えると、
収納を初め、テーブル、椅子、食器棚、ベットに至るまで、
様々な箇所であたりまえのように家具が使われています。
ここで考えて欲しいのが、
家具は、生活の一部であるという事実です。
そして家具は、家族の絆であるはずです。
豊かになった現代の人はこれを忘れがちです。
古くなったら、買い換える。壊れたら買い換える。
模様替えをしたいから買い換える。
これはこれで当たり前です。
ですが、新しいものに買い換える前に、
もう一度よく考え直してみてください。
嫁入り道具として、親から与えられた家具。
新婚生活で初めて買ったテーブルと椅子。
和室に置くためにわざわざ買った家具類。
デザインが素敵だからと高い買い物をしてしまった、
外国製の家具。
いかがでしょうか?
家具を購入したときには、そこにいろいろな思いがあったはずです。
しかもどれも大事な人生の思い出のはずです。
だから値段もそれなりに高かったはずです。
値段が高かったなら素材も作り・デザインもいいものだったはずです。
私は、家具にたずさわる仕事について、初めてこのことに気づきました。
家具の良し悪し…一言では言い表せませんが、
私はこの思い出の時間軸が最も家具の価値を表すのではないかと考えます。
ヨーロッパやアメリカでは新しいものをわざと古ぼかして見せる技法(エージング)の家具が、
最近は多く見受けられるようになりました。
パッと見はアンティーク感があり、温かみが感じられる仕上げになっていますが、
経年変化した感じを人間が加工することは絶対に不可能なことですから、どこかに無理が生じます。
結局は自然が一番の芸術ということです。
だから古くなっても素材がいいものには価値があります。
大事な家具は再生することをお奨めいたします。
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